【ネタバレあり】『呪術廻戦』第1巻レビュー:両面宿儺との出会いと虎杖悠仁の運命

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**『呪術廻戦』**の第1巻は、物語の基盤となる要素が詰め込まれており、主人公・虎杖悠仁がどのようにして「呪術師」としての道を歩み始めたかが描かれています。今回は、第1巻のストーリーを振り返りつつ、各キャラクターの初登場や印象的なシーンについて詳しく解説していきます。


目次

  • 第1巻の概要
  • 両面宿儺との出会い(第1話)
  • 秘匿死刑と執行猶予(第2話)
  • 都立呪術高専への道(第3話)
  • 釘崎野薔薇との出会い(第4話)
  • 呪術バトルの始まり(第5話)
  • 呪胎戴天編の幕開け(第6・7話)
  • 今後の伏線と展開
  • まとめと感想

第1巻の概要

『呪術廻戦』第1巻は、連載開始直後のストーリーが詰まった重要な巻です。主人公・虎杖悠仁が両面宿儺と遭遇し、彼の体内に宿ることとなった経緯が描かれ、呪術師としての運命を歩み始めます。さらに、他の主要キャラクターである伏黒恵や五条悟、釘崎野薔薇との出会いも描かれ、呪術高専での生活が始まります。


両面宿儺との出会い(第1話)

物語は、主人公・虎杖悠仁の祖父の死から始まります。虎杖は、並外れた身体能力を持ちながらも、普通の高校生として平穏な日々を過ごしていました。しかし、彼の生活はある日突然変わります。

呪術師の伏黒恵が、虎杖の学校にある「呪物」を回収しに現れたことがきっかけです。その呪物は、特級呪物・両面宿儺の指で、学校にいる先輩たちが封印を解いてしまったのです。封印が解かれると、周囲に危険な呪霊が現れ、虎杖は先輩たちを助けようとしますが、圧倒的な呪力を前に窮地に立たされます。

その時、虎杖は宿儺の指を飲み込み、両面宿儺の力を借りて呪霊を撃退します。しかし、この行動により、虎杖は自身の体に宿儺を宿すことになり、人間ではなくなってしまいます。このシーンは、物語の方向性を決定づける重要な場面であり、宿儺と虎杖の二重存在が物語全体を支配するテーマとなります。


秘匿死刑と執行猶予(第2話)

宿儺を宿した虎杖は、その危険性から秘匿死刑が決定されます。しかし、呪術高専の最強の呪術師である五条悟が現れ、虎杖の特異な能力に目を付けます。五条は上層部と交渉し、虎杖にすべての宿儺の指を集めさせるまで処刑の執行を猶予することに成功します。

このエピソードでは、五条悟の圧倒的なカリスマ性と力が描かれ、彼が物語において重要な役割を果たすことが示唆されます。また、虎杖自身も、宿儺の存在を受け入れながらも、自分の使命を果たそうとする強い意志を持ちます。


都立呪術高専への道(第3話)

虎杖は、祖父の遺言「強い者は他人を助けろ」に従い、自らの力を利用して呪いに苦しむ人々を救おうと決意します。そして、都立呪術高専への入学を目指しますが、入学試験では学長の夜蛾正道に試されることに。学長は、虎杖に納得のいく答えを出さない限り攻撃を続けるという過酷な試験を課します。

この試験で虎杖は、自分の決意と覚悟を再確認し、無事に呪術高専への入学を果たします。ここでの試練は、虎杖の成長を促す重要なステップとなります。


釘崎野薔薇との出会い(第4話)

呪術高専に入学した虎杖は、伏黒恵に続いてもう一人の1年生、釘崎野薔薇と出会います。釘崎は、呪力を込めた釘を使う術式**「芻霊呪法(すうれいじゅほう)」**を駆使する強気なキャラクターです。虎杖と釘崎は、早速五条先生の指導のもとで実践に挑むことになります。

二人が向かった先は六本木の廃ビル。初めてのミッションでありながらも、二人はチームワークを発揮し、順調に呪霊を祓っていきます。しかし、途中で知性を持つ強力な呪霊に襲われ、釘崎が危機に陥ります。


呪術バトルの始まり(第5話)

釘崎は人質を取られ、呪霊に追い詰められますが、虎杖が壁越しに呪霊を攻撃し、彼女と子供を救出します。釘崎も呪術「共鳴り」を駆使して呪霊にとどめを刺し、見事に初めての任務を成功させます。このシーンでは、虎杖と釘崎のチームワークが描かれ、彼らが呪術高専の一員として戦いに臨む姿が印象的です。


呪胎戴天編の幕開け(第6・7話)

第1巻のクライマックスは、呪胎戴天編の序章です。2018年7月、西東京市の少年院で、特級仮想怨霊の呪胎が出現します。この特級呪霊は、非常に強力で、呪術高専の生徒である虎杖、伏黒、釘崎の三人が現場に派遣されます。

三人は生存者の確認と救出を任務として課されますが、現場で特級呪霊に遭遇し、戦わざるを得ない状況に追い込まれます。伏黒の式神は倒され、虎杖も左腕を失う重傷を負い、絶体絶命の状況が描かれます。虎杖は、仲間を守るために自分の身を犠牲にして呪霊を足止めしようとしますが、ここで物語は次巻へと続きます。


今後の伏線と展開

第1巻は、『呪術廻戦』の世界観や主要キャラクター、呪術バトルの基礎が描かれており、今後の展開への伏線も多く張られています。特に、宿儺との契約や、虎杖が今後どうやって全ての宿儺の指を集めるのか、彼の運命がどう展開していくのかが見どころです。

また、後に回収される伏線として、宿儺との契約内容が重要な要素となり、2023年に掲載された**第213話「呪胎戴天-伍-」**でその契約の詳細が明らかになります。約5年越しにこの伏線が回収されるという壮大な構成が、本作の魅力をさらに引き立てています。

 

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まとめと感想

『呪術廻戦』第1巻は、物語の序盤でありながら、緊張感溢れる展開とキャラクターの成長が描かれています。虎杖の運命的な出会いと決意、仲間との絆、そして呪術バトルの始まりが詰め込まれており、読者を一気に引き込む内容となっています。

宿儺との関係や呪術高専での生活が今後どのように展開していくのか、非常に期待が高まる一冊です。今後の展開を楽しみにしつつ、まずはこの第1巻をしっかりと読み込んで、『呪術廻戦』の世界に浸りましょう!

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