【ネタバレ】呪術廻戦 26巻「南へ」のネタバレ・感想　五条悟宿儺どっちが強い？まさかの死亡...

週刊少年ジャンプで連載中の『呪術廻戦』、26巻「南へ」は、物語のクライマックスにふさわしい内容で、五条悟と両面宿儺との壮絶な戦いが展開されます。五条と宿儺の最強同士の死闘が続く中、その戦いの結末が描かれ、読者に大きな衝撃を与える展開となっています。今回の巻は、第228話から第236話までが収録され、バトルが激化し、次第に物語の核心に迫っていく様子が緻密に描かれています。

第228話「人外魔境新宿決戦⑥」

五条悟と宿儺の戦いが、ついに極限まで達し、両者の領域展開のぶつかり合いが激しく続きます。五条は、戦いの中で領域展開の要件を変更し、領域の結界の強度を上げることで、宿儺の猛攻に対抗します。一方、宿儺も負けじと、自らの領域の効果範囲をより狭め、術式の出力をさらに高めて五条の領域を突破しようとします。

この二人の戦いは、単に力と力のぶつかり合いではなく、戦術と知略が絡み合う高度な戦闘となります。領域展開という最強の攻撃手段をお互いが駆使し、互いの領域が破壊されるたびに、すぐさま反転術式で修復し、再び領域展開を繰り返すという、常人には考えられないほどの戦闘の連続です。この戦いは、まさに最強同士のぶつかり合いであり、どちらが勝つのか全く予想できない状況です。

ついに、宿儺が五条の領域を外側から破壊することに成功しますが、同時に五条も宿儺の領域に大ダメージを与え、両者ともに領域を維持できなくなり、術式の戦いが一時的に停止します。しかし、戦いはまだ終わっていません。両者はこの後もさらに激しい戦闘を繰り広げることとなります。

第229話「人外魔境新宿決戦⑦」

領域展開が破壊され、一時的に術式が使えなくなった五条と宿儺ですが、彼らは再び反転術式で体力を回復させ、領域展開を繰り返します。この繰り返される死闘の中で、両者の限界が次第に近づいている様子が描かれています。

五条は何度も領域展開を試みますが、宿儺はそれに対抗し、互いに再度領域展開を行います。しかし、ここで五条がついに**領域展開「無量空処」**を宿儺に決めることに成功します。無量空処は、相手の脳を過剰に情報で満たし、行動不能にさせる最強の技であり、宿儺もその威力に一時的に行動不能に陥ります。

五条は宿儺に追撃を加え、ついに勝利の兆しが見え始めますが、この戦いにおいて、宿儺が単純にやられてしまうはずはありません。彼はまだ隠し持った切り札を使っていないことが示唆され、緊張感はさらに高まります。

第230話「人外魔境新宿決戦⑧」

五条が無量空処を決め、宿儺が行動不能になっている隙をついて、五条はとどめを刺そうとします。しかし、ここで予想外の事態が発生します。宿儺は、自身の隠し持った切り札である**魔虚羅（まこら）**を召喚します。魔虚羅は、すべての攻撃に適応する能力を持つ最強の式神であり、無量空処さえも無効化してしまいます。

魔虚羅が戦いに加わることで、戦局は一気に五条にとって不利なものへと変わっていきます。五条は、魔虚羅が無量空処にどのように適応できたのかに疑問を抱きますが、すぐにその理由を見抜きます。ここで、五条は、魔虚羅が適応できた背景に伏黒恵の魂が関与しているのではないかと推測します。伏黒恵の魂が宿儺に取り込まれた影響で、魔虚羅が強力な力を発揮していることが示唆され、戦いはますます複雑なものとなります。

第231話「人外魔境新宿決戦⑨」

五条と宿儺は、ついに両者とも領域展開を使えなくなってしまいます。これにより、戦いは近接戦闘に移行します。五条は無下限呪術の順転「蒼」や反転「赫」を駆使して、魔虚羅に挑みますが、魔虚羅がすでに無下限呪術に適応してしまい、次第に攻撃が通じなくなっていきます。

宿儺との激しい戦闘の中で、五条は魔虚羅の適応が進む速度を見極め、攻撃のタイミングを計ります。五条は魔虚羅の適応にかかる法陣の回転数を観察しながら、次の一手を考えますが、宿儺の圧倒的な力に対抗するのは簡単ではありません。この戦いで、五条は限界に近づいており、これ以上の戦闘が続けば、五条にとって致命的な状況に陥る可能性が高まっていきます。

第232話「人外魔境新宿決戦⑩」

魔虚羅が無下限呪術に適応しつつある中、五条は最後の手段として、反転「赫」を使用して魔虚羅を倒そうとします。しかし、魔虚羅の適応力は非常に強力であり、順転「蒼」への適応も進んでいます。五条は、自分が持つすべての力を使い、魔虚羅を打ち破るための戦術を考えます。

ここで、五条はついに黒閃を決めることに成功します。黒閃は、術式を最大限に引き出す攻撃であり、発動すれば威力は倍増します。しかし、それでもなお、宿儺との力の差は大きく、五条は戦いに苦戦します。この黒閃が五条にとっての最後の希望となるのか、それとも宿儺にさらなる対策があるのか、緊張が高まる瞬間です。

第233話「人外魔境新宿決戦⑪」

五条は、黒閃を成功させ、さらに反転「赫」を使って魔虚羅に攻撃を加えますが、魔虚羅の無下限呪術への適応が進んでおり、攻撃が効かなくなっていきます。反転術式の限界が見え始め、五条は体力的にも精神的にも追い込まれていきます。

五条はこの瞬間、ついに敗北の可能性を考え始めますが、それでもなお戦士としての誇りを持ち続け、宿儺との戦いに充足感を感じています。彼は、宿儺という絶対的な強者と戦うことで得られる刺激を感じ、戦い続ける決意を新たにします。

第234話「人外魔境新宿決戦⑫」

状況がますます悪化し、宿儺は魔虚羅に加えて、新たな式神「顎吐」を召喚します。これにより、五条は3対1という圧倒的不利な状況に追い込まれます。乙骨は五条を助けに行こうとしますが、日下部に止められます。乙骨は、自分も参戦して宿儺の式神2体を引き受けようと考えますが、五条が戦い続けることが最も高い勝率を持つと日下部に説得されます。

戦いの中で、五条は再び黒閃を決め、戦況を一時的に逆転させますが、それでもなお宿儺の力は強大で、右腕を失うなど、五条のダメージは深刻です。しかし、五条はその逆境の中でも決して諦めず、反転術式で瞬時に治療し、再び戦いに挑む姿が描かれています。

第235話「人外魔境新宿決戦⑬」

五条は、反転術式を駆使して自らの体を瞬時に治療し、右腕を再生させます。さらに、彼は反転「赫」と順転「蒼」を衝突させることで、虚式「茈」を発動させようとします。虚式「茈」は無制限の破壊力を持ち、これにより宿儺と魔虚羅を消滅させることが狙いです。

宿儺もまた、五条の「赫」を封じ込めようと試みますが、五条の後詠唱による呪詞がその出力をさらに高め、最終的に「茈」が発動します。この無制限の「茈」が戦場を覆い尽くし、宿儺と魔虚羅を飲み込む様子が圧巻であり、戦いがついに決着に近づいた瞬間が描かれます。

第236話「南へ」

最後の戦いの後、五条悟は死んだ後の世界で、すでに亡くなった夏油傑、七海建人、灰原雄、夜蛾正道たちと再会します。彼は、彼らに対して自分の戦いに満足感を感じていたこと、宿儺との戦いが刺激的で楽しかったことを語ります。これは、五条の戦士としての最後の瞬間であり、彼が戦いを通じて何を感じていたのかが明らかにされます。